育児休暇を取得した男性社員インタビュー
今回、2021年2月〜4月までの3ヶ月間に育児休暇を取得した男性社員に、取得の状況や、育児休暇中の思いについてインタビューを行いました。
ココネでは、子育て中、あるいは子育てをこれから経験するであろう世代が多く働いています。以前より「育児フリータイム※」を導入し、子育てと仕事をきちんと両立できる制度の充実を図るだけでなく、男性の育児休暇取得も奨励してきました(これまでに育児休暇をとった男性は3人)。
関連記事はこちら:「ちゃんとパパできる。男性もきちんと子育てできるココネの制度とは。」
ココネがいわゆる「福利厚生」を充実させる理由は、ただひとつ。
会社で人生の多くの時間を過ごすメンバーひとりひとりが、よりよい生活を送ること、より良い生活の前提として健康を維持すること、それ自体を、会社の使命としているからです。
もちろん、メンバーが健康で充実した人生を送る中で、会社においてそれぞれの成長をし、それが良いサービスに結びつき、企業としても一緒に成長できれば何よりです。そして、そんなメンバーや会社が、お客さまや世の中に貢献できると良いと思っています。
※育児フリータイム:月の勤務日数×1時間分を子育てのために有給で使用できる制度。例えば月の勤務日数が20日間の場合は、月間20時間を子育てのために使用可能。

人事支援室 総務チーム Facility & ITサポートパート リーダー 筒井さん
Q)どんなお仕事をされていますか?
オフィスの移転や、リニューアル、拡充といったファシリティマネジメントと、ITサポート業務のマネジメントを行っています。
すべてのココネメンバーが快適にそれぞれの業務に集中できるようなハード面での環境を整備が職責です。
昨年(2020年)は、六本木から現在の三軒茶屋へのオフィス移転もありましたし、現在は人材の採用も積極的に行っている最中ですので、やるべきことや、やりたいと思うことがたくさんありますね。
Q)育児休暇を取得した経緯を教えてください。
当初より、出産を経験した周囲の友人や同僚の話を聞いている中、自分自身も子どもを授かったときには、育児休暇を取得したいと考えていました。
ココネに入社する際にも、子どもを持ちたいという希望があり、育児休暇を含めて、いろいろな支援をしてくれる体制があることを聞いていました。
Q)育児休暇を取得したのはどのタイミングですか?
息子が生まれてから3ヶ月後です。
2020年の11月に予定日よりも一週間早く生まれ、出産翌日に大学病院へ転院してNICUでの検査と経過観察が必要だとわかりました。
出産した産婦人科病院は、新型コロナウイルスへの対応で、面会時間が15時以降だったので、午前中は出社しており、妻からの電話で「NICUへの転院」を知りました。
漠然と「NICU」という言葉が非常に重たいものに感じ、電話口で妻も私も泣いてしまったことをおぼえています。
Q)コロナ禍でもあり、大変な時期を過ごされたんですね。
NICUもコロナ対応のために、面会は1名のみという制限があり、夫婦で交互に行くという形でしか息子に会えませんでした。
出産直後に親子3人で写真を撮った後、次に3人で会えたのは息子が退院した11月27日になりました。
退院後は定期的な診察を受けながらも、2月後半には100日目も迎え、お宮参りやお食い初めもできました。
その頃には、身長も60cm、体重も6,080gとなり、今では親子3人で川の字になって寝ています。

Q)育児休暇中はどのように過ごしていましたか?
朝6時頃に私だけ起きて、朝ごはんを先に食べ、7時頃に息子と一緒に妻が起きてきます。
起床後は「オムツ替え、ミルク、睡眠」をローテーションで繰り返す日々ですが、オムツ替え中に、次のうんちをしたり、アッという間にブカブカだった服がジャストサイズになったりと、笑いや驚きが絶えない日々を過ごしました。
合間に、買い物を兼ねて、ベビーカーや抱っこ紐で散歩をしたり、息子がまとまって寝た際には妻と映画を観たりしていました。
時々、息子の温かさに眠気を誘われて一緒に昼寝をすることもありました。
お風呂には、私がよく入れていて、沐浴を卒業してからは一緒に入っています。
夜は22〜23時頃に寝ると、翌朝7時まで夜泣きせずに眠ってくれるので、その点は助かっています。
Q)育児休暇中に仕事は気になりましたか?
育児休暇の開始直前は、社内にプロジェクトエリアを二つ創設、ジムエリア構築、という比較的大きな案件が進行中でした。
育休開始直前にプランが固まり、承認も得られたというステータスだっため、実際の工事期間中は完全に不在になってしまいました。
本来であれば、私がマネジメントとして担当するプロジェクトでしたので、チームのみんなに負担をかけてしまうことは、申し訳なく、気がかりでした。
育休の開始時期を多少調整(予定より1ヵ月遅くした)はしましたが、それでも周囲から「マネジメントの男性が取得することに、次の意味が生まれる」と励ましてもらい、取得が出来たと思います。
育休2ヶ月目からは、週1回のリモートワークを行い、リモートでも可能な業務を行いつつ、定例での打ち合わせに出席したり、情報の共有をしてもらっていました。
Q)復帰時の負担はありましたか?
リモートでの情報共有を受けていたこともありましたし、周囲のメンバーは温かい方ばかりなので、”浦島太郎” 状態にはならずに復帰できました。
強いて言うなら、育休中は近所の散歩や子どもの通院時以外は家から出ませんでしたので、週1回のリモート時は、背中の張りがすごかったです。会社にいると、プロジェクトのために動き回ったり、会議のために階段を往復したりしますが、やはり家だと可動域が少なく、デスクワークだけになると運動不足になると痛感しました。精神的な負担は少なかったのですが、体に色々と負担があったように思います(育休というよりリモートワークという意味で)。

〜ココネにはそんなときに体を動かせるジムや、マッサージルームもあります。
Q)育児休暇を取得して感じたことはありますか?
良い時間を過ごすことができました!!
息子が「あー」「うー」と声を出すようになったり、自分の手を掴むようになったり、ひとつひとつの成長の瞬間に、妻と共に立ち会えることが嬉しいです。
二人で育児をしていても、抱っこなどで腕や腰や膝が痛くなって、大変さを実感できました。
短期間ですが、育休中に妻が入院したこともあり、育休をとれて本当に良かったと思いっています。
息子と二人だけで過ごす日もつくってみて、一人だけで育児をすることの大変さを改めて実感しました。
一人で育児をする時間の大変さは、経験をしておくと今後の育児の基礎になりますし、また妻との役割分担や意識の共有のために同じ経験を積むということはとても役立つと思います。何より日々の成長の瞬間に立ち会うことができて、本当に幸せでした。
育児休暇の取得を迷う男性社員がいたら、ありきたりな文句かもしれませんが、「他に替えられない時間なのだから、是非取得してほしい」と思います。
総務チームのマネージャーとして、育休を取得したい男性がいたら、全力で環境を整えるお手伝いをしたいと思います!
過去にも育児休暇を取得したり、育児フリータイムを使用している男性社員の声をお届けしたことがあります。
2021年2月19日掲載「ちゃんとパパできる。 男性もきちんと子育てできるココネの制度とは。」
ココネはこのような制度を、世の中のトレンドだから、企業イメージがアップするから、などの理由ではなく、世の中のこれからの企業や働く場所の、ひとつのスタンダードになればよいと考えています。
これからもココネは、一緒に働くメンバーの人生が豊かで健康的なものであることによって、企業として成長し、世の中に貢献ができるようになれるよう努力してまいります。