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事業紹介

【Cocone Education】MIRAI Kindergarten設立の理念と実践

International Montessori Mirai Kindergartenの設立母体となったココネ株式会社は、WEBブラウザを使っての英語学習、スマートフォン向けの英語学習アプリの制作をするところから始まりました。

そのココネ株式会社が、語学教育だけではなく、これからの未来を創る子どもたちの将来がより豊かなものになるよう何か貢献できないかと考え、その思いを形にするために設立したのが、このミライキンダーガーテンです。

【Cocone Education】MIRAI Kindergarten設立の理念と実践

これから育つ子どもたちに、国際社会において言語を駆使して堂々と活躍してほしい、人工知能/AIが身近になる社会において、AIに支配されるのではなく、それを使いこなす人材になってほしいという思いから、私たちの強みである英語教育、コンピューターサイエンスをカリキュラムに組み入れることとなりました。
またそれに加えて、子どもの個性と無限の可能性を引き出し、自律的で、多様性のある人材になってほしいという思いからモンテッソーリ教育を組み合わせたものが、私たちの教育のベースとっています。
よく「モンテッソーリは天才を育てる」と言われますが、そのベースとなるのは「子どもは生まれながらにして天才である」という確信です。そのため、モンテッソーリの教室では、教師が子どもに何かを教えるのではなく、教師は子どもが持つ可能性を解放し、伸ばすサポートをする役割に徹する、という考え方を持っています。

子どもたちがどの教具を使うかは子どもたちの自発性にゆだねられています。教師は、教室という環境を整え、また、教具の使い方を伝えながら、子どもが自らの意思で何かを探求することを助ける環境の一部となるのです。
ご家庭の皆さんも、子どもたちが「興味があることを探求する性質」を持っていることにお気づきではないでしょうか。例えばティッシュペーパーの箱から永遠にティッシュペーパーを引き出すような場面です。これはお子さんが、紙の触感を指先に感じ、柔らかさに対して、それを引き出す力加減を、繰り返し引き出すことで理解しようとしているのです。
ここにすでにお子さんが持つ探求心の表れが認められます。
モンテッソーリの教室では、お子さんが自分の好きなものをとことん「探求」できる環境が用意されます。
教室では誰かに指示されたことではなく、自分が興味があることを誰の目も気にせず繰り返し行うことができます。これにより「自分の好きなことを選択する自律性」を身に着けます。そして対象物を探求し、自分のものにしていくことで、成功体験を積み、自信を持ち、自己肯定感を身に着けます。

【Cocone Education】MIRAI Kindergarten設立の理念と実践

また、自分の興味のある分野を探求する「集中力」も養われます。この集中力は一日のうちの残り半分に実施される英語のクラス、コンピューターサイエンスなどでも発揮されていきます。
この「子どもの可能性をサポートするものである」というモンテッソーリ的な考え方は、ミライキンダーガーテンにおいては英語のクラスにも応用されています。
先生方は、子どもに何かを教えるのではなく、子どもが積極的に英語を使って先生とコミュニケーションをしたいと思うような環境づくりをすることを重視しています。

まさにミライキンダーテンにおける「教育の主体は子ども」なのです。
モンテッソーリにより育った子どもたちは、興味がある分野を自ら探求する力を身に着けます。
自主的で、自立的で、自信を持った人間であること、これは今後、予想もできない未来を生きていく子どもたちにとって、大変重要な要素となるでしょう。

【Cocone Education】MIRAI Kindergarten設立の理念と実践

私たちミライキンダーカーテンは、これからを生きて行く人としての力をモンテッソーリ教育で培い、国際社会で活躍するための武器としての英語力を身に着け、さらにプログラミング的な思考をコンピューターサイエンスで身に着けることを目指しています。プログラミング的思考とは簡単に言うと、対象物に対して的確な指示を与え動かすという論理的思考力と言えますが、それは、今後どのような職業につくとしても、読み書きと同様に、普遍的で必須な力として求められるようになるものです。
ミライキンダーガーテンのコンピューターサイエンスでは、お絵描きソフト、芋虫型のロボットへ指示を与えて動かすことなどから、レゴブロックを組み合わせたロボットなどの制作やプログラムによる制御などを楽しく遊びながら行っていきます。
このコンピューターサイエンスの授業で私たちが大事にしていることは、モンテッソーリと同様、自ら考え、工夫し、探求する体験であり、決して特定の技術を表面的に教えるようなものではありません。
以上がミライキンダーガーテンの根幹となるカリキュラムです。当園ではそれ以外に、幼少期に重要な「体・文・芸」プログラムも充実させています。
幼少期は、脳が神経回路を伸ばし、脳の基礎工事を行う時期です。
この時期に知的な活動だけでなく、体を動かすことも非常に大切です。
そのため、当園では体育、ダンスは専門の先生をお呼びして行うほか、アートや音楽などの授業も毎週組み入れています。

ミライキンダーガーテンは、2022年に6期目を迎えています。モンテッソーリの思想である、子どもの敏感期を大切にし、子どもの可能性の広がりをサポートするという考え方は、園内の英語クラスなどにも浸透しています。モンテッソーリのクラスで主に子どもたちの「個」を尊重した時間を取り、英語のクラスでは「チーム」や「集団」でコミュニケーションをし、言語的な意味だけではなく、社会的な意味におけるコミュニケーション能力を育んでいます。
ミライキンダーガーテンには、日本語と英語の環境、個を尊重するモンテッソーリ教育と、集団の中で社会性を育み楽しくコミュニケーションをすることを重視したバイリンガル教育、あるいは異年齢の縦割りクラスと発達に応じた横割りクラスの構成において、子どもたちの無限の可能性にアプローチしています。


文:石渡真維
International Montessori Mirai Kindergartenを運営するCocone Education株式会社 代表
ココネ株式会社 取締役CLO(Chief Legal Officer)、弁護士

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