ココネで導入された「週休2.5日制」とは?【人事労務インタビュー】
1.はじめに
皆様こんにちは、
ココネ採用広報インターン生のさけと申します。

以前から私の記事をご覧いただいている皆様、
何か私の変化に気づくところはありませんか?

な~~~~んだ!

実は私、先月から実習にいっていたため
1ヶ月間ほどココネでのインターンをお休みしていました。
実習で社会の荒波にもまれたせいか、
身も心も一皮むけたような気持ちになっています。

比べてみると一目瞭然ですね。
実習が始まる前は1ヶ月も休むことに不安はありましたが、
ココネからきちんとお休みを頂けて、安心して実習も終えることができました。
このようにココネでは社員の生活を優先して柔軟に対応してる姿が多くみられ、
育児休暇制度など、制度としてもしっかりと保障されています。

こうしたココネの福利厚生面については 過去の記事でもたくさん紹介してきましたが、
実は最近、新たな制度が導入されました。
その名も「週休2.5日制」
今までココネでは土日完全休みの「完全週休2日制」でしたが、
この「週休2.5日制」が導入されたことで、 ココネ社員の働き方が大きく変わり始めています。

ということで今回は、社員の働く環境に大きくかかわる人事労務の方に、
話題の「週休2.5日制」とはいったい何なのか、そしてなぜこんなにもココネでは
社員ファーストの会社づくりができるのか、お聞きしてきました!
週休7日制にならないか常日頃考えている私にとっては 非常に気になるテーマです。
それではどうぞ~~。
2.インタビュー開始
今回はこの方にインタビューしてきました。

稲葉貴久
役職:人事部 コーポレート人事労務チーム長
好きな食べ物:中華、特に麻婆豆腐。パクチー
Q1.人事労務とは何をするお仕事ですか?

稲葉:
「大枠は働きやすさとやりがいを作る仕事だと僕はとらえています。
働きやすさでいうと福利厚生や、お給料を安定的に払うとか、社会保険にしっかり加入して手続きができるとかも
働きやすさにつながると思っています。やりがいでいうと人事制度としての評価や、それにつながる報酬、
皆さんの描いているキャリアに対してどういう育成やサポートができるかなど、
評価・報酬・育成の3つが働き甲斐につながるかなと思っています。
人事労務はこれらの業務を担っていますね。
他にもウエルネスや、コーポレート採用も担っています。
あとは月次アンケートなどで社員のデータ分析もしています。
人に関するところは全部集約されているといっても過言ではないですね。」
Q2.ココネで導入された「週休2.5日制」とは、具体的にどういうものでしょうか?

稲葉:
「土日祝とは別に、水曜日の午後を休みにするというものです。
具体的には13時半までを水曜日の勤務時間とし、そこから就業時間である18:30までを
働いたとみなして休みにする週休2.5日制を導入しています。
一般的には勤務時間を短くする分、給与を減額するか、他の日の勤務時間を長くするパターンで運用している企業が
多いですが、ココネでは給与は今までどおり維持して勤務時間を少なくしています。」
Q3.「週休2.5日制」を導入することになった経緯や目的について教えてください

稲葉:
「ココネのソウルオフィスがすでに週休2.5日制を導入しており、
会長から「東京もそういう風(週休2.5日制)にするのはどうか」と提案されたのがきっかけではあります。
大きな目的として、今までココネのためにたくさん時間を作ってくださった方に対して、
お金だけでなく、自分の時間も多く使えるようにして、より豊かな人生を送ってほしいというのがあります。
事業が拡大している今の状況下で、まずは2.5日制をトライアルで導入し、
その効果と継続性を議論しつつ、将来的には週休3日制導入の道筋をつけていければと思っています。」
Q4.「週休2.5日制」を導入するまでに、大変なことはありましたか?
また、導入した後になにか問題はありましたか?

稲葉:
「他社でも週休3日制を導入している企業はありますが、前述したように多くの企業はお給料を減らすか、
労働時間を他の日にまわすといった運用をしています。
ただココネでは今のお給料を維持しつつ勤務時間を減らすため、前例がどこにもなく、
正解もない中で正解を作るということに苦労しました。「変えない」っていうのが実はすごく大変だったんですね。
しかももしかしたらこれがほかの会社のモデルになるかもしれませんし、そういうところも見据えて検討するのは
やりがいももちろんありましたが、大変だったかなって気がしますね」

稲葉:
「この制度が議論され始めたのが今年の4月で、5月中旬にリリース、
6月1日から運用開始というスケジュールでした。
その中で従業員の皆さんが戸惑わないように気を付けたつもりでしたが、やはり質問がたくさん来たりして、
6月中は戸惑わせることもあったのかと思います。ただ7月に入ってからほぼ質問がなくなりましたね。」
Q5.お給料はさげずに勤務時間のみを減らすと、
会社的にデメリットは大きくなかったのでしょうか?

稲葉:
「月次の動向を見る限りそんなには変わってないような気がします。
というのも例えばデザイナーさんたちは水曜日は作業集中デーにして連絡も重要なもの以外控えるなど、
部署によって作業効率を上げる工夫をして、少しでも効率化できるような働きかけをしています。
逆に各部署からどう効率化すればよいか聞かれたりもするので、
この部署はこういう風にやってるみたいですよという話はしたりしてますね。
はじめは就業時間を過ぎても会社に残ってる人もいましたが、今は14時くらいまでいる人はいますが、
15時くらいまでいる人はほとんどいないですね。」
Q6.「週休2.5日制」に対する、社員の方の反応はいかがでしょうか?

稲葉:
「いい反応と悪い反応の両方がありましたね。
いい方はやはり水曜日が半日開いたことで、家族と過ごす時間や自分の趣味に時間を充てられるのは
すごくいいという反応がありました。
一方でネガティブなものとしては、月で二日分の勤務時間が無くなるわけですから、
業績に影響が出るんじゃないかとか、結局休めないんじゃないかみたいな反応も実際にはありました。
ただ今は浸透してきて、そういった声は聞かれなくなってきましたね。」
Q7.ココネはなぜここまで社員の働きやすい環境づくりを目指しているのでしょうか?

稲葉:
「世の中にはワークライフバランスという言葉が定着していますが、それって仕事と家庭の両立であって、
僕の解釈でいうと結局仕事がメインになってるんじゃないかと思うんです。
今僕がココネの中でこの言葉を浸透させたいなと思ってるのが、
『ライフ・インクルード・ワーク』、『仕事は生活の一部』という考え方です。
仕事も生活の一部だから、不自然なことはせず、自分らしく仕事をするのが当たり前の環境にしたい。
週休2.5日制をはじめ、いろいろな制度がありますが、自分らしくいるために
何を使って何を使わないかは自分次第です。だから選択肢をたくさん作って、選択肢がある中で
一人一人が必要な制度を選択して自分らしく仕事できることを目指しています」
Q8.社員の方が自分らしく働くことを
会社が推進していくことのメリットとはなんでしょうか?

稲葉:
「ココネの場合特にデザイナーやエンジニアなど、蓄積された経験がそのまま業績につながる方が多いです。
その人たちが辞めてしまうことを考えると、全然デメリットではなくて、
長期的に成果を出してくれるっていうのはメリット以外の何物でもないと思うんですよね。
短期でいったら確かにデメリットもあるかもしれませんが、
長期的にココネが成長していく上では間違いなくメリットかなと思いますね。
一生活躍したいと思えるような会社にしていきたいと思っています。」
Q9.今後予定していることや目標があれば教えてください

稲葉:
「人事労務は社員に関する情報、性別や年齢はもちろん、お給料や健康診断、ストレスチェック、
月次アンケートの結果など、すべてを集約している部署のため、その人がどういう状況か可視化しやすいんですよね。
そのため今後はもう一歩先を行って、会社として「この人にはこういう支援がいいですね」っていう、
ある意味パーソナルな、個別最適化された支援を一人一人にしていきたいなと思っています。
例えばキャリアアップ志向が強いこの人が抜擢されるためにどういう育成をしたらいいかとか。
また人によっては週休2日の方が成果出せる人もいるかもしれませんし、
もしくは週休4日制の方がいいと思う人がいるかもしれません。
そのため、働き方についてもより個別最適化された形にして、週休4日まで視野に入るような、
会社として無理なく成果をだせるような制度を構築したいなと思っています。」
3.さいごに
ということで皆様、いかがでしたでしょうか?
ココネの新しい働き方である「週休2.5日制」をはじめ、
ココネの目指す新しい働き方の姿をお伝えできたのではないでしょうか。
私も、自分の将来のワークスタイルを見つめなおすいい機会になりました!
また、ココネでは一緒に働く仲間を大募集中です!
よろしければこちらのサイトをご覧ください。
【採用情報:https://cocone.co.jp/recruit/】

お読みいただきありがとうございました!