STORY ストーリー

インタビュー

韓国出身開発者インタビュー:洪銀美さん

韓国出身開発者インタビュー:洪銀美さん
※韓国での採用のために行われたインタビューを日本語訳して再構成しました。

日本での就職

■ 日本で働くきっかけは?

私は韓国のココネに入社したのですが、日本の本社が忙しいので手伝うことになり、来日することになりました。それからずっと日本で働いています。 そんな経緯で日本に来たので、日本語については特に学校にも通っていなかったので、会社から支援をしてもらいながら、社内で週に一度、半年程度日本語の授業を受けていました。

ココネの開発職

■ ココネの仕事を通じて得られるものは?

もともとはココネが作っているジャンルの開発者ではなかったのですが、入社してから開発に携わるようになり、技術を身に着けました。
経験が無くとも、自然と学べる雰囲気がココネにはあると思います。
開発職にも大きく分けて2つのタイプがあり、開発に集中したい人は開発に専念できますし、サービス全体に携わりたい人は企画段階から参加し、サービス全体を俯瞰できるような働き方もできます。
私は開発だけに集中するよりは、サービス全体に関与したいので、ココネのやり方は自分自身に合っていると思います。

■ ココネの開発者の雰囲気はどうですか?

全体的に仲が良いです。チームが違っても気軽に質問できますし、他の会社であればCTOのところに質問をしに行くのはは難しいと思いますが、ココネでは質問すれば上下関係無くみんなが対応してくれる環境があります。
特にエンジニア全員が集まって行う交流会のようなものはありませんが、誰かが「ピザ食べたい」と言ったら、何人かが集まって頼む、というようなことはよくあります。

ココネのワークライフバランス

■ ワークライフバランスについてはどう思いますか?

私は毎年有給を全部消化しています!
気軽に有給が取得できて、自由に使える環境も重要だと思います。
仕事の状況に関わらず、様々な理由で休むことはあるかと思いますが、おそらく韓国では「具合が悪くて病院に行く」等、何らかの説明を必要とする文化が残っている気がします。ココネでは本人が理由を話したければ話せばよく、ただ「明日休みます」と言うだけでも許容される環境があると思います。

私の日本生活

■ 住んでいる場所を韓国に例えると?

江東区に住んでいますが、仁川(インチョン)の松島(ソンド)と似ているかなと思います。
地理的な位置以外に、コンベンションセンターや空港があって、海辺も近いことや、国際展示場やオリンピックのための競技場もいくつかできていて、街の雰囲気が似ているように思います。良い街だと思います。

■ 日本生活での文化の差を感じたエピソードはありますか?

バスに乗って感じるのが、韓国では降車ドアが開く前に降りる準備をしておき、すぐに降りなければならないんです。日本では停車してから席を立って降りればいいという、急ぎすぎないところが良いですね。
韓国は「早く早く」という文化があるので、バス停に立って待っていたらそのままバスが通り過ぎてしまうこともあります。
日本では前のバスがいなくなるのを待って、バス停にピッタリ合わせて停まってくれるのがちょっとびっくりしました。

バスの文化は大好きですが、良くないことも一つあります。行政サービスでネットの活用があまりされていないことに、もどかしさを感じます。韓国では住民票などは無料でプリントアウトできるんです。携帯電話ひとつあれば何でもできるのに、日本では役所に行って書類に記入して、提出して、待って、手続きが終わるのに2〜3時間もかかってしまうのが、ちょっと大変でした。

これから日本就職を目指す方にメッセージ

大学院を卒業して、働き始めたところで偶然にも私は日本に来ましたが、同級生の友だちはカナダに行ったりと…韓国を離れて暮らしています。
自分で選択して来たわけではないのですが、私は日本に来てよかったと思います。家族との繋がりを大切にするタイプなので、その気になれば帰れる距離に住んでいるというのが私にとっては大きいです。海外で暮らしたいけれど、家族と遠く離れることが負担だという人には日本が良いと思います。
治安に関しては日本が世界1位なので。そういうことを考えると女性にとっては日本が良いかなと思います。
本人がどんな道を歩むのか、なりたい職業や未来はその人の考えですが、環境で選ぶとしたら日本が一番だと思います。

facebookアイコン twitterアイコン

関連ストーリー