若手&ベテラン企画者、ココネを語る

今の仕事
石渡: 今日は、我が社の企画者を知ってもらいたいと言う対談です。ベテランと若手でやらせていただきます。
T.Kさんは、大型の新規プロジェクトの企画を任されていますが、よく考えたら、まだ20代ですよね。
T.I: 30代で企画経験18年の私と、大学卒業後からココネが2社目で、企画経験5年のT.Kさんが、同じポジションで同じ仕事をしている。何でも言い合える。何でも言い合った後に、「そういえば何歳?」「え、そんなに若かったのかって」(笑)。そんなわけでベテランと言われるのはいつでも違和感あります。
T.K: 年齢関係なくチャンスをもらえるのは当社の魅力ですよね!ココネって、T.Iさんとか、経営陣とか、年齢、職位、経験年数を超越して、何でも言い合える風通しの良さは特徴的ですよ。
T.I: 認められればすぐにでも、新規サービスの現場責任者やらせてもらえてるもんね。それが自然と現場でも認識されているので、ポジション争いに忙しいということはなく、いいものを作るということに集中できます。
石渡: T.Iさんはポケコロになくてはならない存在ですから、新規アプリには動かせなかったですよね。(笑)
T.Kさんも入社一年くらいでの大抜擢ですが、もちろん最初は、デザイナーと2人とかのチームで。開発者は専任じゃなくて兼任でした。ようやく一年たって、リリース目前(※2016年夏新規アプリリリース予定です!)、チームらしいチームになってきましたよね。
T.I: そうですね、チーム拡大と一緒に、T.Kさんの成長がすさまじいと思いますよ。
T.K: ありがとうございます。
石渡: 最初から凄い人っていないわけで。ココネって、最初にトライさせてもらって、見合わないほどの大きい土俵をもらって、必死にやらせてもらえる。いつの間にか、土俵に合わせて、成長できれば。ポジションが人を作るってことを信じている会社ですよね。
T.I: 石渡さんだって、弁護士で。サービスははじめてだったのに、いきなりバックオフィス担当役員から、ポケコロ事業部担当になりましたもんね。
石渡: その節はお世話になりました。みなさんの支えでやっていただけですが、本当に、人を信じている会社だなと思います。
トップダウンもあり、ボトムアップもあることの良さ
石渡: ココネで企画者として働くのって、どうです?
T.I: 自由で裁量がある。良い意見なら通る。一方でトップダウンもある。上からの締め付けではなく、上から方向性のアドバイスをもらって勉強してる感じですよね。
きちんと見てくれて、めちゃくちゃ怒ってもくれる。自由にやらせてもらいつつ、勉強もさせてもらえる絶妙なバランス。7の自由と3の指導って感じでしょうかね。
石渡: ダメだしされた時ってどんな感じですか?
T.I: 違うって言われて、「本当に間違えてたな」って思うことは多々ありますし、「いや。そうじゃない」って戦うときもあります。代表(※創業者会長)とか、相談すると本当に一緒に悩んでくれるから、ぶつかるときは相当ぶつかる感じもあります。でも、その主張を死ぬ気で3回提案すれば「そこまで言うならやってごらん」って言ってもらえるんです。
T.K: そうですね。一人で責任持たされて全部やれってことがなくて。自由も責任もあって、かつ孤独じゃないですね。ただ、細かいところとかは、けっこう現場の裁量をもらえますね。
石渡: どんな企画者なら、ココネを楽しめますかね?
T.I: 規定路線に乗るんじゃなくて、新しいサービス作りたいとか、「分析して、提案して、全部やりたい!」って人は楽しいと思います。逆に「ここ一部分だけやって認めてもらえれば幸せなんです」という人は苦労があるかもですね。
石渡: うちのサービスってお客さまの反応が、すごくありますよね。お客さまが、すごく喜んでくれたり、逆に、すごく怒られたり。それって幸せじゃないですか?反応ないサービスも多いって聞きますよね。
T.K: すごい幸せですよ。やれば絶対に反応があるベースで、いろいろトライできるわけですから。企画者としては最高の戦場だと思います。
他職種との関係
石渡: 戦場って言いましたけど、大変ですか?(笑)
T.K: ぶっちゃけかなり大変ですが、楽しいです!困った時に、部署を超えて相談できますし。経営陣や開発者がちゃんと話を聞いてくれる。会社によっては、開発者は技術職だから、そちらを極めたくて技術追求を重視したりすることもある。でも、ココネの開発者は、皆、サービスを作るのが好きで、サービスを重視してくれるので、すごくやりやすいです。
T.I: 企画を具現化してくれるのが開発者だし、結局、企画者は一人では何も出来ないから・・・
石渡: ココネの開発者は「できないって言わない」というルールが徹底されていて、「できます?」って聞くと本当に「できますよ」としか言われない。もちろんその後、実現するための数々のハードルについて協議しますが。入り口でNO!と言われないのは本当にありがたいですよね。
T.K: このルールは企画者としては本当に助かります(笑)ココネは、サービスへの情熱があれば、企画者じゃなくても、企画を提案できる権利が全員に与えられている。権利っていうより、もはや義務かもしれないけど。そういう文化があることも、企画者自身にとっても刺激になるし、開発者もサービスに関心高い人ばかりで、いつも一緒にサービスのこと話せる環境。これは他社に比べて相当良いと思います。
通る企画、通らない企画
石渡: ココネで通る企画とか、通らない企画とかあるんですか?
T.I: 通る企画は、人の気持ちを動かせるもの。エモーショナルマップ的なものがしっかり組めた場合ですね。軽く「やったら面白いんじゃない?」と考えた企画は突っ込まれて沈没しますよね。分かりにくくても、しっかりお客さまの心の導線が考えられていれば「やってみて」となる。
あと、しっかり計画してトライすれば、それが失敗しても怒られない。むしろ失敗は推奨され、それを学習につなげていくことを認め合っている。失敗しても周りも責めたり、人のせいにしたりしない。こんなところが、ココネらしいって思いますね。
T.K: とりあえず課金狙いみたいなもの、は駄目ですよね。ビジネスというより、いかにお客さまにファンになってもらうか、いかに楽しんでもらうかをじっくり考えろって何度も言われてますね。
新規チームについて
石渡: T.Kさん、ココネで働いてどうです?
T.K: ココネはアバターサービスの会社としては、日本トップ。ということは、世界トップクラスだと思います。その中で新規アバターサービスを担当させてもらっているのは、自分にとってすごく良い経験です。
石渡: ゲームって、シナリオがあって、合成強化して、先に進んで気持ちいい!ってものだと思いますが、私たちはポケコロをゲームだと思っていない。改めてココネのアバターって定義するとどんな?
T.K: そうですね。ココネの定義では、単にアバター(自分の分身)っていうのではなくて、自分だけの世界をつくる、自分の居場所をスマホにつくる、そういうサービスの総称ですね。
石渡: 担当している新規チーム、いよいよリリースですが、入ったらどんなことを担当してもらいましょうか?
T.K: 好きなことしていいです。限定していません(一同爆笑)
石渡: そんなんで良いの?
T.K: はい。目の前のイベントをいじるとかではなくて、結構、中長期的な目線でロードマップを考えなきゃいけない。どうサービスを作るか、必死で考えてくれる人が欲しいですね。設計から考えられる人がいいです。
女性向けのサービスということについて
石渡: ところで、うちは代表的なサービスがポケコロで、女性向けサービスですけど、何か男性で不利に感じる事あります?
T.K: 実際はまったく関係ないですよね。もちろん、女性向けサービスなので、女性大歓迎ですが。自由だけど責任重大なことにトライしたいガッツのある人でしたら、男女問わず、大歓迎です!
T.I: なお男性の場合だけですが…サービスで女性の意見聞こうって言われた時に急激に立場が弱くなる事はある(笑)
T.K: あーそうですよね。みんなで話しているのに「女性から見て、どっちが可愛い?」って聞かれた時に、発言力が一気に無くなる(笑)
石渡: お気の毒です(笑)でも、ランドセルだって小学生が作っているわけじゃない。サービスのこと、お客さまのことを一生懸命考えるのに性別は関係ないですよね。
T.I: はい、それだけお客様の声に近い声を取り入れようという現れですので、それを理解できる方ならやりにくいとかは一切無いです。
これからのココネ
石渡: これからのココネ、どこに向かいましょうか。
T.I: 社会と積極的にかかわれて、人から必要とされるサービスを提供したいという代表の思いがあります。そしてそれが文化になって、私たちメンバーにも根付いている。
だから、今は、ポケコロを担当していますが、ココネの企画者として、自分がもっと経験を積んで、そこにトライしていきたいですね。
T.K: そうですね。私も今の新規サービスもゴールだなんて全然思っていなくて。ココネが優しく、強くなるための、一歩だなって。今はこのサービスを絶対成功させたいと思いますが、その次のことをみんな一緒に考えていると思います。大きく、ココネが大切にしたいことが決まっていて、全てはそこに向かって進んでいる感じがします。
石渡: 最後に、どんな企画者に来てもらいたいですか?
T.I: 抽象的なことを聞いて、それを具体化していくのが楽しい人には合っていると思う。たとえば、「このサービス何とかして」って言われて、その「何とか」を考えて、提案して、開発者巻き込んで進められる人。 ゲーム企画経験は必須じゃないですね。アバターサービスをやっていなくても、SNS経験がある人に興味があります。
T.K: お客さまのダイレクトな反応を分析できるのが大事だと思うので、しっかり数字も見れる人ですね。今はスキルがなくても、数字を見ようとする。その気持ちがあることが大前提かな。
石渡: 私たちは、サービス、お客さまの経験を作らせていただいている以上、スマホの先のお客さまのことをリアルに考えて、知ろうという思いがある人のは必須ですね。 私たちの会社の精神については、ぜひNewsPicksの記事もご覧ください。

T.I
2011年入社。企画者歴18年。
ココネで携わったサービスはポケコロとアクマッチ。
前職はPC向けゲーム&アバターサービスのポータルサイトを運営する会社で、企画、運営、様々なサービスの立ち上げを多く経験。

T.K
2014年入社。企画者歴5年。
主にポケコロの企画(課金周り、継続率向上、新イベント等)を幅広く担当後、ポケコロをベースにした新規アプリ開発の現場責任者に抜擢。現在新規サービスを企画開発中。企画者歴5年。アバターサービス経験は4年。

石渡 真維
2002年弁護士登録、2014年ココネ入社・執行役員。バックオフィス担当の後、ポケコロ事業本部長、リトルドール事業本部長を経て、2016年11月からコーポレートCOO。