INTERVIEW インタビュー

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雑誌SWITCHインタビュー『COCONE CREATORS FILE』FILE.07 クリエイティブディレクター 竹内勝哉

この記事は「SWITCH Vol.41-No.3」に掲載された記事を許諾を受けて転載しています。

PHOTOGRAPHY: GOTO TAKEHIRO
TEXT: KAWAKAMI HISAKO


FILE.07

竹内勝哉 クリエイティブディレクター
CGデザイナーとして家庭用3Dアクションゲーム開発に携わり、2021年にココネへ入社。入社直後から『リヴリーアイランド』のUIデザイナーを経験し、現在は『JANKEN』のクリエイティブディレクターを務めている

シンプルだからこそ世界へ 「じゃんけん」が秘める可能性

━━これまでCCPジャンルのアバターサービスを主に提供してきたココネですが、『JANKEN』はこれまでのサービスとは毛色が違いますね。

「昨年からココネの中でweb3サービスに力を入れていこうという動きがあり、“Play & Earn”と呼ばれる、遊んで暗号資産を増やしていくようなジャンルに挑戦することにしました。誰でもすぐ理解できる手遊びの“じゃんけん”を基にしたシンプルなゲーム構成となっていますが、カードのデザイン豊かでコレクティブな魅力があったり、ゲームに勝った分だけ“MOOI”と呼ばれる暗号資産を手に入れられるのが面白い部分だと思っています」

━━新たなジャンルに着手してみて手応えはありましたか?

「試作の段階で、社内トーナメントのような『JANKEN』の大会を開いたことがあったんです。白熱した試合が繰り広げられ、会場がとても盛り上がりました。こんなにシンプルなゲームなのに、社内でもこれほど熱狂できるのだから、世界でも勝負できるという感触がありましたね」

━━スタンプで相手に感情を伝える“エモート機能”が搭載されていますが、なぜこのような機能を実装したのでしょうか。

「アプリを通してコミュニケーションを図ることがココネのサービスの魅力だと考えています。当初はチャット機能を付けようという意見もありましたが、スタンプにすることで誰とでも意思疎通が可能で、言語によるの障壁がなくなるメリットもあります」

━━じゃんけんカードはどんなことを意識してデザインされているのでしょうか。

「グー、チョキ、パー、この三つのカードはeスポーツで例えるとユニフォームだと思っています。世界に向けて発信していく中で重要なことの一つに、各国の文化を理解し尊重することが大切だと考えていて、縁起が良いとされる模様やモチーフは積極的にデザインに取り入れています。

━━今後『JANKEN』を普及していくにあたり展望はありますか?

「世界で通用するアプリにしたいと思っています。そのためには、リアルイベントの実施も必要です。日本ではまだまだ難しいのですが、アジア圏では既にイベントの実施も計画中です」


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