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Interview

ココネのUXとは

ココネのUXとは

UXの意味とは

石渡:UXデザイナーチームの近況を教えてください。

M:2016年上半期にUIデザイナーが集められて、ちゃんとユーザーエクスペリエンス考えろと言われて、私たちはUXチームになりました。僕たちデザイナーはUI経験者の集まりで。もちろんUXって意味も分かっているつもりだけど、最初は指定された本読んだりしながら、本当に手探りでした。その先に何を求めたら良いのか考えるだけで進めていなかった時期はありました。

石渡:今はどうですか?

M:ひとつ転機があって、僕たちいけるかも!という気持ちになれています。もともと社内各チームにバラバラに配置されていたUIデザイナーが全体でUXチームに統合された後、語学チームの手伝いをしたのがきっかけでした。

今、語学チームはどうやったら記憶に残って、使える英語が身に付くか、楽しく英語が学習できるかを必死で考えている。そこにUXデザイナーとしてお題を与えられて、業務の合間にプレゼンの機会をもらいました。

石渡:大変そうでしたけど、楽しそうでしたよね。

「根拠」を探してデザイナーが集結

M:「操作方法が語学チームが目指している英語アプリに適しているか?」について、社内のUXデザイナーが集結してとことん検討しました。

石渡:どんな感じで進めたんですか?

M:最初は、感覚で作りはじめました。感覚と言うのは、持っている知識と経験の範囲内で、そこから何かをひねり出そうとしたということです。それなりに頑張ったつもりだったのですが、代表からは、「根拠のあるもので説得してよ」と言われてしまって。そこから毎週プレゼンになりました。1回で終わると思っていたら、来週もう一度持ってきてと言われてしまって。

石渡:業務の合間に更にやっていたのですよね。

M:そうですね。でも、代表に「根拠を」という一言をもらってから、メンバー全員一気に本を読み出しました。もちろんUXの本。それだけでなく認知科学系の本、記憶力について、見た物と脳がつながることについての本。

「学んだものが夜寝ると定着する。そしてまた朝復習すると脳がどうなるのか」というような、うっすら分かっていた事をちゃんと勉強しなおしたら、ドンドン楽しくなって。さっき話した、感覚だけ、つまり自分の知識や経験だけからプレゼンしようとしたら、一度プレゼンしたら空っぽになってしまうんですけど、勉強すると次のアイデアがドンドン出てきて。当たり前のことかもしれないけど、ようやくそれが出来るようになりました。

石渡:だからみなさんのチームの下半期のテーマは!

M:「きらり伸びしろ!」(笑)

まだまだなんですが、伸び方はつかんだって感じですね。代表からは、毎週必ず2案出してって言われて。空っぽになって、勉強してそれで気づいた事を形にして、という繰り返しでした。

S:もやもやと頭にあったものが、しっかり理屈になって、僕たちの中でも言語化されて、共有できる状態になって。

石渡:知恵熱が出そうですね!

S:それぞれの現場チームの仕事を抱えながらでしたが、楽しくなってきて苦じゃなかったですね。

「面白い!」と言われるために

M:結局、自分たちでやったワークショップ以外に5週連続くらいでプレゼンしたよね。代表は、ハンゲームを日本一にして、今やラインとして上場までした会社の基礎を作っている。良い意味で一度成功していて、今は「本当に良い会社、良い組織ってなんだ」って思っていることが伝わってきます。

みんなのことを大切に思ってくれているのが社員に伝わってて、その方針は常にぶれていない。今回も、僕たちUXデザインチームにテーマを与えてくれて、メンバーの成長を本気で考えていることが分かる。

代表自らが、一緒にココネとしてのUXデザインを真剣に目指してくれる。そして、みんなが自分の言葉で語ることができるように、方向性や、きっかけを与えてくれて、仕向けてくれているのがわかる。本当に、上手に導いてくれている感じ。本気で指摘されるから、僕たちもそれなりのものを提出したいと思う。 代表の「うん、面白い」の一言がひたすらほしい。そういう気持ちにさせてもらえる。

石渡:「うん、面白い」もらえました?

M & S:多分。。。。もらえました!

石渡:語学サービス楽しみですね!UXデザインチームのこれからについて教えてください。

M:こうやってつかんだ感覚を、社内のチームにどんどん吹き込みたいです。対応の仕方をつかめた気がするから、試したくてしょうがない。回数を重ねて、それぞれの知識とか経験が言語化されて、共有もできたから、チームのメンバーがどういうアプローチするのかとかもだんだん分かるようになってきたところですし。

S:迷子の状態から、地図を持って、しっかりした靴を履いて、今度は飛び出して色々力を付けに行きたい感じですよね。

M:やらざるをえない状態に追い込んでもらえて、転機になったと思います。UXデザイナーチーム全員で対応したから、時間や経験も共有できていて。元のプロジェクトチームに戻ってからも、デザイナー同士は、共通の言語を持ちはじめた感じで、話が早いんですよ。「お客さんってどう思うかな」という感覚も、だいたい同じ方向でつかめているから。

「これお客さんどう見えるかな」って聞くと、メンバーも「あ、そうですね」ってすぐ別案持ってきてくれたり。お互いに、絶対に大事にしたいところが握れて、キャッチボールのやり方も分かってきて、リーダーとしても成長できている実感があります。

石渡:脳みそがつながるってやつですね!

S:後は、ワークショップとか、濃密な悩みの時間を共にしたから、他の人が出す案に対して「あんな良い案あったんだ!私も出したい!」みたいなマインドに全員、進化してきて、良い相乗効果が生まれている。ワークショップとかプレゼントか回数を重ねる事で前に進めている実感がある。実感ってすごくモチベーションになりますよね。

『ヒーローはいらないんだ』

M:僕もリーダーとして全然未熟だし、答えなんて一個も持っていないけど、皆で考えるための「疑問」の持ち方とか、自問自答の仕方がつかめてきました。ともかく、「良いもの出そうよ!」っていうことに尽きるんだけど。今、確かにUXデザインチームは凄く良いマインドだと思う。これをなくしたくないから、継続して行くつもりです。

石渡:前期みんなで輪読したリーンUXも一人だけ突出したヒーローはいらないんだって記載されていましたよね。全員が参加して、全員が頑張ろうとする事に組織の強さがある。

S:ポケコロはさ、思い出の蓄積をもうちょっと力入れたいよね。

M:そうそう、Sさんは今はポケコロ所属じゃないけど、UXデザイナーがチームを超えて集まれるから、他のプロジェクトへの客観的コメントとかもらいやすいし。

石渡:自分のチームだと、「言ったらやんなきゃ」的なブレーキもあるけど、他のチームなら「できないかもな」みたいなネガティブな障壁がないですもんね。

S:今、私は語学チームだから、ポケコロから離れて見えてきたものがある感じです。

M:そういうコメントも大歓迎です!一人だと限界がある。アイデアにも限りがある。話していて出てくるアイデアもある。

S:集中して出るアイデアとリラックスして出たアイデアって質が違うと思うんだよね。

石渡:たまには追い詰められてひらめくこともありますけどね。バランスよくですね~。

M:そうそう、うちのお知らせを作るチームも、目に見えて成長して来てて。

石渡:会社で目に見えて成長するって案外難しいですよね。油断すると、精一杯仕事していたはずなに「なんか去年と同じ事やっているな」みたいなことありますからね。成長ってどんな感じですか?

M:本気でお客さんに伝えようとしているのが、ひしひしと伝わってきて。イメージ伝えると、どんどん工夫してくれる。お知らせメンバーも含めて、毎日一歩先を見ようとしている感じが出てます。 これからも、手持ちプロジェクト案件に加えて、常に、社内UXデザインチームで取り組むものを持って、「お題」をもらって行きたいと思います。

応募されるみなさんへ

石渡:今後採用する人に向けて最後に一言お願いします。

M:まだまだ始まったばかりの未熟なチームなので、学ぶことが山のようにあります!そんなチームと共に成長できるだけでなく、持っている知識や経験を活かしてココネのUXデザインチームを一緒に最高のチームにしていきたいという熱い方に是非来てほしいですね!

S:自分の感性や考えを聞いてもらえるステキな職場です。一人で感性や考えを形にすることは大変ですが、ココネなら一緒に考えてくれる人たちがいるので、人を楽しませたり、人の気持ちを考えたデザインが好きな方は是非一緒にお仕事をしましょう!

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